サトウの切り餅製造禁止 8億円賠償命令も 特許権侵害訴訟で知財高裁
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120322/trl12032216030003-n1.htm

ITパスポートや基本情報技術者試験の、知的財産権の勉強でよく引き合いに出してた話なんで追いかけてみよう。
裁判の内容を簡単にまとめると、サトウの切り餅(角餅)に付けられた切れ込みが、越後製菓の特許権を侵害してるから売るな作るなという訴えがあって、今日知財高裁の判決が出たところ。

まずは越後製菓の言い分をWebから検証。「ふっくらカット」と呼んでいる切れ込みで、次の問題が解決できるのだという。
http://www.echigoseika.co.jp/products/mochi/nama/kodawari.html

焼き目が付く前に中身が飛び出てしまう!
調理中、目が離せない
調理器具を汚してしまう
焼き目が付いた焼き上がりにならない
焼き目のない真っ白なお餅になってしまう

続いてはサトウ食品の言い分をWebから検証。要約すると、割ったり食べやすくなったりするよ、と言う話。だけど、サトウの切り餅って、冷えてるときにフリーハンドで割れるほどだったっけ?
http://www.satosyokuhin.co.jp/conveni/factory/ricecake_work15.html#ctop

1. 簡単に手で割ることができ、いろいろな餅料理に使いやすい
2. 焼いたり煮たりしてお餅を食べる時に、スリットの部分からお餅が切れやすくなり、とっても食べやすい
3. ふっくらこんがりと焼くことができる

で、問題の特許情報。要約すると「上手に噴いてきれいに焦げて美味しくなるように、角餅のサイドにぐるりと切り込みを入れたよ」となる。

特許公開2006−174851
越後製菓
http://www2.ipdl.inpit.go.jp/begin/BE_DETAIL_MAIN.cgi?sType=0&sMenu=1&sBpos=1&sPos=9&sFile=TimeDir_16/mainstr1332399958590.mst&sTime=0

ちなみに、切り込みに関する別の特許(他社)もある。こちらは上面と底面に十字の切り込み。

特許公開2010−94065
株式会社きむら食品
http://www2.ipdl.inpit.go.jp/begin/BE_DETAIL_MAIN.cgi?sType=0&sMenu=1&sBpos=1&sPos=2&sFile=TimeDir_16/mainstr1332399813253.mst&sTime=0

逆にサトウ食品からは特許申請はなかった。
こうなると、サトウの切り餅は2つの特許を侵害していることになりそう。
たまたま越後製菓だけが訴えたけど、もっと大変なことになってたかも知れないし、今からなるかも知れない。

今となっては旧機種だけど、出た当時は素晴らしいスペックだった複合型プリンタEP-901A。
LANとWiFiの両方で接続できたり、CD/DVD/BDメディアに直接印刷できたりと、さまざまなメリットがあったわけだけど、私にとって一番のメリットはオートドキュメントフィーダ(ADF)を標準で備えていることだった。
先週末、複数枚の連続スキャンをしようとしたら、ADFからギャーーーーーーーッという異音がして、紙詰まりと診断された。
実際に紙が吸い込まれなかったので、実験を繰り返した後でWebで下調べをして、最終的に分解してみたら…

ADFの駆動モーターに直結しているギヤが割れていた。
◎のような形の黒いギヤパーツがモーターの軸に取り付けてあるのだが、ギヤの内径が回転軸の外径に対して小さすぎるようで、かなり無理に打ち込むように取り付けてある。
そのため、常に内側から膨張する圧力と戦っている状態で、経年劣化で割れてしまったようだ。
これは回転軸に瞬間接着剤で固定することで対応した。

ところが、他のギヤもすっかり摩耗していて噛み合わせが緩くなっており、わずかな負荷で空転してしまう。
その時の音がギャーーーーーーーッという悲鳴だったのだ。
ギヤ単体の摩耗というよりも、ギヤの軸受けがへたっている感じだった。噛み合わせが緩すぎるのだ。
こちらはどうにもならなかった。おそらくギヤボックスを取り替えるしかないだろう。
下調べの結果、修理の値段は約2万円。今なら最新世代の新品が買える。修理は諦めた。

残念だが、いつからかプリンタは使い捨てになってしまったのだ。
私はもう何台プリンタを捨ててきただろう。悲しいことだ。

「AV用」として売られている高級USBケーブル。これを使うと高音質で再生できるとか。
だけど、どうも怪しいという数値的な裏付けがでてきた模様。
そういえば同じようなのでイーサネットケーブルもあったなぁ。

USB DACキット開発記
第2回:“ジッタ”の実体に迫る
〜「デジタル接続で音が変わるなんて信じられない」方へ 〜
http://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/dackit/20120316_518499.html

春分

二十四節気の4番目。立春→雨水→啓蟄→春分。
昼と夜の長さが同じになる日。半年後の同様な日が秋分。

簡単に言えば

今日から春

それから…地下鉄サリン事件の日。恐怖のテロ事件だった。

国産オールトランジスタ電卓の発表日

1964年の今日、シャープ(早川電機工業)からトランジスタを使用した電子卓上計算機「CS-10A」が発表された。
フルキータイプのキャッシュレジスタ風で、価格は後の発表で535,000円になった。今なら300万円くらいの価値になるだろうか。
同日、ソニー(東京通信工業)からテンキータイプのトランジスタ電卓「MD-5」試作機が発表されたが、発売はされなかった。
なお、前年には真空管を使った電子卓上計算機が登場していたので、電子卓上計算機の世界初ではない。
この後ポータブル電卓の開発競争が始まり、我らがPCにつながるマイクロプロセッサ「インテル4004」の誕生となる。

ちなみに、電子卓上計算機の略称が「電卓」だったが、現在ではJIS規格に「電卓」が登録されており、略称ではなく正式名称として通用する。

Windows 7 (x64)でavast!(free版)を長年使っていますが、最近になってWindows Update後にデスクトップが正常に表示されなくなる現象が繰り返し発生したので、対処方法を書き残しておきます。

アバスト! 無料アンチウイルス | ウイルス対策ソフトウェアをダウンロード
http://www.avast.co.jp/free-antivirus-download

現象

  • avast!最新版の実行中にWindows Updateを実行して、再起動が必要な更新プログラムを適用する。
  • 再起動後「ようこそ」画面までは起動するが、デスクトップが表示されず黒い画面のままになる。事実上操作ができない。

対応

  1. HDDアクセスがなくなるまで待ってPCの電源を切る。可能であればWindows 7をリモートからシャットダウンする。
  2. Windows 7をセーフモードで起動する。ネットワーク接続やコマンドプロンプトは使用しない。
  3. Windows+Rキーを押して[ファイル名を指定して実行]を開き、次のコマンドを入力する。
    • Msconfig.exe
  4. [サービス]タブで[avast! Antivirus]のチェックをオフにする。
  5. [スタート]タブで[avast! Antivirus]のチェックをオフにする。
  6. Windows 7を再起動して、[コントロールパネル]-[プログラムと機能]を開く。
  7. [avast! Free Antivirus]を選択して[アンインストールと変更]を実行する。
  8. avast!の[修復]を実行する。これでプログラム、ウイルス定義、設定が初期化される。
  9. Windows 7を再起動して通常モードで起動し、正常に動作することを確認する。
  10. avast! UIを開いてプログラムとウイルス定義を更新する。必要に応じて設定を変更する。

それでも直らないときは

  1. 上記1〜7の手順を実行する。
  2. avast!の[アンインストール]を実行してアンインストールする。
  3. Windows 7を再起動して通常モードで起動し、正常に動作することを確認する。
  4. avast!の最新版を新規インストールしてユーザー登録を行い、avast!を更新する。