Polychromeアプリがマザーボードに適合している前提で、次のような事象が発生することがある。

●Polychromeの操作中に、例えばLEDが真っ暗になってしまう。
●Polychromeを再起動するとアプリケーションエラーが発生して、完全に制御不能になる。

こうなるとUEFIでRGP設定を変更しようとしても受け付けられなくなる。

原因はPolychromeの不親切なUIで、意図しない設定ミスによってRGBコントローラーのBIOSに異常が起きている可能性が高い。
これはマザーボードのBIOSを更新しても回復しない。
管理者モードでコマンドプロンプトを開いて、次のコマンドでRGBコントローラーのBIOSをフラッシュすることで、設定を初期化して回復する。

CD /d “C:\Program Files (x86)\ASRock Utility\ASRRGBLED\Bin”
wICPFLASHADSB.exe /file=<ファイル名>
ファイル名の例:nu51_2.11

実行例:

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wICPFLASHADSB v1.0.17 – ASRock Incorporation, all rights reserved
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Project Name = B450M Pro4
BIOS Version = P3.50
Reading file: nu51_2.11…0…ok.
Enter ICP mode.
Company ID: 0x000000DA, Device ID: 0x00210050
Erasing: EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
Programming: PPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPP
Verifying: VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
Exit ICP mode.
Program done.

Enter ICP mode.
Company ID: 0x000000DA, Device ID: 0x00210050
MCU is not locked.
Flash successful.

CheckSum: EB40