今となっては旧機種だけど、出た当時は素晴らしいスペックだった複合型プリンタEP-901A。
LANとWiFiの両方で接続できたり、CD/DVD/BDメディアに直接印刷できたりと、さまざまなメリットがあったわけだけど、私にとって一番のメリットはオートドキュメントフィーダ(ADF)を標準で備えていることだった。
先週末、複数枚の連続スキャンをしようとしたら、ADFからギャーーーーーーーッという異音がして、紙詰まりと診断された。
実際に紙が吸い込まれなかったので、実験を繰り返した後でWebで下調べをして、最終的に分解してみたら…
ADFの駆動モーターに直結しているギヤが割れていた。
◎のような形の黒いギヤパーツがモーターの軸に取り付けてあるのだが、ギヤの内径が回転軸の外径に対して小さすぎるようで、かなり無理に打ち込むように取り付けてある。
そのため、常に内側から膨張する圧力と戦っている状態で、経年劣化で割れてしまったようだ。
これは回転軸に瞬間接着剤で固定することで対応した。
ところが、他のギヤもすっかり摩耗していて噛み合わせが緩くなっており、わずかな負荷で空転してしまう。
その時の音がギャーーーーーーーッという悲鳴だったのだ。
ギヤ単体の摩耗というよりも、ギヤの軸受けがへたっている感じだった。噛み合わせが緩すぎるのだ。
こちらはどうにもならなかった。おそらくギヤボックスを取り替えるしかないだろう。
下調べの結果、修理の値段は約2万円。今なら最新世代の新品が買える。修理は諦めた。
残念だが、いつからかプリンタは使い捨てになってしまったのだ。
私はもう何台プリンタを捨ててきただろう。悲しいことだ。
私のEP-901Aも黒色のギヤが割れました。
瞬間接着剤で修理されたようですが、どの位の期間維持できましたか?
また、狭い空間なので、作業が難しいのでは?
ご回答いただけたら嬉しく思います。
残念ながら修理は容易でなく、EP-901Aは廃棄となりました。
お役に立てず申し訳ありません。